2008年12月
庭にシンボル的な何かを置きたいと、検討した結果、
ピザ、パンが焼け、薫製ができ、バーベキューまでができる石窯を作ろうと思い立った。
その石窯の名前は「バピパくん」
初めてのことで、試行錯誤しながら、いくつもの設計変更を伴って、やっと2010年10月に完成した。
悪戦苦闘した約2年間、
工夫したところ、大変だったところを紹介していきます。
皆さんの窯づくりの参考になれば・・
目次
- 当初計画
- 設計変更(その1)
- 設計変更(その2)
- やっと完成
- まとめ(現在では・・・)
当初計画
ちょうど良い高さでバーベキューができるよう上部に、窯の部分を下部にして設計。こんな感じです。
全体イメージを固め、必要な部材を確認するために手書きした図(設計図)
窯の部分は、手前から奥に空気が流れ、煙突効果が使えて、鉄板で閉めきりができるものを考案。
(このまま行けばよかったのに・・)
しかし、これではバーベキューは良いが、ピザやパンを焼くときの作業性が悪い(位置が低すぎる)ことに、気が付いてしまった。
当時の写真、既に数段積み上げ済み。
なんとかしたくて設計変更を実施。
設計変更(その1)
調理の作業性を上げるため、2段構造とし,2段目で焼くように変更。前面に煙突が位置し、バーベキューは横から焼けるようにした。これで作業性もオッケー。
その時の図面
しかし、
実際に使用する時をイメージすると、うちの庭は狭く、窯の横から、バーベキューを楽しむのは、難しい。うっうー
悩んだあげく、結局、また設計変更をした。
設計変更(その2)
うちの庭のスペースで、バーベキュー、窯、両方できる石窯は、無理だとの結論に達し、バーベキューをあきらめた。その時に書いた図はこれ
名前も「バピパくん」だったが、
「パピくん」に変更
石窯は玄関に近く、お客が必ず目にする場所なので、おしゃれになるように、
アーチ状の入り口に変更。
2種類のレンガを使用したセットを購入し、アーチを製作。アーチの型をべニア板で作り、その上に配置し固めた。
付近は住宅地なので、煙が出にくい木炭を使うことにしていたが、この構造では大量の木炭を使う必要がある。(煙の影響、燃料の調達と費用を考えた)もったいないなぁと思ってしまった。(僕の場合、石窯自体がもったいないのだけれど・・・)
ということで、またまた設計変更。焼くところは2段目で変わらないが、箱型(入り口がひとつ、煙突がない)に変更した。(出来上がりで煙突に見える部分は、1段目と、つながっている)
やっと完成
当初計画からずいぶん変更になったが、見た目はいい感じに仕上がった。
肝心の性能は・・・
使って見たら、ピザが焼けない。上からの熱が足りない。
うぅうぅ・・・( ;∀;)
原因は、空気の通り道がなく、燃料が良く燃えない。ファンとダクトを使って風を送ってみたり、色々試したが、上手くいかない。
ピザ窯にしては入り口が大きく天井が高い。結局、ピザを焼くたびに、家のオーブントースターのお世話になる始末。(用途に合った形状が大事である)
ということで
名前を「パピくん」から「パッくん」に変更。
まとめ(現在では・・・)
「パッくん」は、玄関先から見える「オブジェ」となっております。初めて家に来る人は、「ワぁー、すごい」「ステキ」とか言ってくれます。(喜)
せっかく作ったのに、雨にかかると窯が傷むし、加熱するにも燃料と時間が余分に必要となるので、雨除け(屋根?)を製作した。またアーチ状の入り口に合わせた蓋も製作した。
おすすめ低です。
コスト・時間が掛りすぎます。
材料は耐熱レンガ250個くらい、耐熱モルタル3袋くらい、アーチ状レンガ20個くらい、などなど。
一人でのんびり楽しみながら作ったので、約2年も掛かってしまった。
今だったらこんなのを買って作るかも
オシャレな庭づくりにどうぞ
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