2019年7月
洗たくマグちゃんを使用し、PHを測ったところ、規定の使用量では、PHがなかなか上がらないことが確認できた。
以下を参照
どうしたら、一番いいのか?
コスパが良く、手間もあまり掛からない、最適な洗濯方法は?
マグネシウムでの洗濯のメリットを活かし、
コスト低減につながる方法を見極め、
我が家での最適なやり方を決めていこうと
試行錯誤を繰り返しました。
現在の結論としては
・マグネシウムで洗濯する際は、PHを上げるため、810g使用し、15分間洗う。一晩つけ置きし、朝にすすぎ1回、わずかな柔軟剤を使用する。(風呂水は利用しない)
・風呂水を利用できる場合、風呂水が温かいうちに過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を溶かし、洗濯を行う。(つけ置きはしない、マグネシウムは使用しない)すすぎ時には少量の柔軟剤を使用する。
・汚れのひどいものは、アルカリ洗濯には向かないので、予洗いをしたり、石鹸洗剤を使用したり、アルカリ助剤としてマグネシウムを使用して、洗濯する。
これらを組み合わせて洗濯してます。
現状での我が家の最適な洗濯方法となります。
目次
- マグネシウム使用のメリットとデメリット
- アルカリ洗濯について
- 風呂水を利用した結果は?
- 最適なマグネシウム量は?
- まとめ
マグネシウム使用のメリットとデメリット
マグネシウムでの洗濯のメリット・デメリットを再確認すると
メリット
脱臭効果がある。(それほどでもないと思う)
すすぎを1回とすることで、水道水を減らせる。
洗濯槽や排水ホースに汚れがつきにくい。(劇的な効果は感じない。)
化学洗剤成分がないため、肌が弱い人にも向いている。(マグネシウムを使用する前は、子ども(アレルギー持ち)が背中をよく掻いていたが、今はなくなっている)
デメリット
市販品はコスト高。(自作すればコストを抑えれる)
汚れのひどいものには向かない。
洗い上がりは少しゴワゴワ感がある。
アルカリでの洗濯に向かない衣類がある。(注意が必要)
効果を持続させるためには再生が必要。
となります。
アルカリ洗濯について
マグネシウムで洗濯すると洗濯水がアルカリになるが、
一般にアルカリ洗濯には、セスキ、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、炭酸ナトリウム、などがあり、いずれも、PHを上げ、鹸化することで洗浄効果を発揮するといわれています。また、つけ置き洗いをすることで洗浄効果があがる。
しかし、マグネシウムでの洗濯では、鹸化を起こすほどのPHにするためには、相当のマグネシウムの量と洗濯時間が必要と思われ,市販品のマグちゃんの使い方では、PH上昇による洗浄効果は少ないと思っています。(ほとんどないかも)
アルカリ洗濯のなかでは、安全性、効果、コスパから、
過炭酸ナトリウムによる洗濯が一番良さそうだと思い、
実際に試していますが、
効果を発揮するには、40度以上の温水を使用すること、
溶けにくいので、確実に溶かすこと、
が必要であり、少し面倒だと感じている。
アルカリ洗濯に関する書籍です。「アルカリと酸で洗う本」を参考にしてます。
風呂水を利用した結果は?
以前に洗濯水として風呂水を利用していたことがあるが、洗濯物が臭くなったことから、それ以来、利用を止めていた。
しかし、アルカリでの洗濯では、洗濯槽の洗浄効果もあるということなので、
マグネシウムでの洗濯+風呂水利用(すすぎは水道)を試したが、何回か洗濯しているうちに洗濯槽のゴミ取りネットにぬめりが発生した。(少し洗濯ものがにおった)
以前と同様なので、あきらめかけたが、
風呂水利用は節約にもなり、温水による洗浄効果アップもあるので、なんとか使用したい。
色々と調べていった結果、
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)による洗濯に行き着いた。
過炭酸ナトリウム+風呂水温水利用で問題なく洗濯できていたが、朝に洗濯物を干すため、一晩つけ置き洗いをしたところ、またしても洗濯槽のゴミ取りネットにぬめりが発生した。
洗濯槽クリーナーを定期的に使用し、洗濯槽をきれいすれば、問題は解決なのではあるが、風呂水での一晩つけ置きをやめることとした。(アルカリ洗濯に槽洗浄効果もあるので、洗濯槽クリーナーは極力使わないようにしたい)
風呂水利用の結論としては、
風呂水利用時は過炭酸ナトリウムで洗濯をする(すすぎは水道水)。マグネシウム使用時には利用しない。また、つけ置きはしない。
としてます。
最適なマグネシウム量は?
我が家の洗濯機は自動運転で洗濯15分間が最長である。
この15分でPHをできるだけあげたい。
マグネシウム量を210g,310g,410g,610gと増やして確認していったのだが、洗濯水量や洗濯ものが増えるとPHは上がらなくなるし、しばらく使っているとPHの上がりが悪くなるので、現在は810g入れて洗濯してます。(マグちゃん50g×2、ベビーマグちゃん70g×3、自作マグ200g×3を組み合わせて確認してます。)
参考にデータの一部を記載しておきます。
マグネシウム210g、水量48Ⅼ、洗濯もの少ない
水道水(PH)7.37
洗濯15分後 8.78
洗濯30分後 9.26(手動で時間を延長)
マグネシウム310g、水量68Ⅼ、洗濯もの多め
水道水(PH)7.30
洗濯15分後 8.36
洗濯30分後 8.70(洗濯もの、水が多いとPHあがらない)
マグネシウム610g、水量68Ⅼ、洗濯もの多め
水道水(PH)7.43
洗濯15分後 8.90
洗濯30分後 9.07
洗濯42分後 9.38
マグネシウム810g、水量68Ⅼ、洗濯もの多め
水道水(PH)7.27
洗濯15分後 9.22
マグネシウム810g、水量36Ⅼ、洗濯もの少ない
水道水(PH)7.21
洗濯15分後 9.43
洗濯30分後10.02
アルカリ洗濯での洗浄力はそれほど強くなく、つけ置き洗いが効果的であること、また朝に洗濯物を干したいこともあり、マグネシウムを使用した時は一晩つけ置きすることにしてます。(つけ置きによるPH上昇は、ほとんどありません。攪拌が必要です)
結論としては
洗濯もの(汚れ、量)、水量が増えると、PHは上がりにくい。マグネシウムを少なくしたいが、自動運転15分では、PHはなかなか上がらないので、810g使用している。(洗濯ものの量が多いと、これでも十分ではないかもしれません)
使用している洗濯機はビートウオッシュですが、この機種は攪拌する力が弱いのでは、と思っています。(蓋をあけると運転が止まるので、確認はできませんが、以前使用していた洗濯機との汚れ落ちの比較から感じております。)
攪拌力が大きく、洗濯時間を30分以上に設定できる洗濯機であれば、マグネシウム量をかなり少なくできると思います。(次回買い替え時に考慮します)
まとめ
結論は冒頭に書いたので割愛しますが、
その他、補足として、
マグネシウムを長く使っていると水の匂いのような(臭くはないのだが)変なにおいがつくので、少量の柔軟剤を入れることにしました。(我が家の洗濯機特有なのかもしれませんが。マグネシウムを再生しても変わらないので。)
マグネシウムについては、毎回再生するわけにはいかないので、適宜、PHを測定し、マグネシウムの再生時期を見極めています。
すでにかなりのコストをかけていること
子どものアレルギーが良くなってきていること
などから、引き続きマグネシウムを使用していきますが、
マグネシウムの再生やPH測定など、面倒ではあるので、
あまりおすすめはできません。(慣れれば簡単ですが・・・)
おすすめ ?(マグネシウムの寿命が短ければ、コスパは良くない。)
今後も我が家の最適な洗濯方法を模索していきます。