雨水タンクを庭に設置する際に考慮したこと

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目隠しカバーを取付けた雨水タンク 作ってみた

2016年9月
うちの妻の何気ない一言から始まった

「今回の水道代高いわー」

確かにいつもよりかなり高い。

「夏暑かったから、よく庭に水やりしてたからだわー」と妻。

水道代に影響がでるような大きな庭ではないのだけど・・・、
きっとシャワーの水でも出しっ放しにしていたんだろうと内心思いつつ、

「そうだよね、節水できるなにかを考えてみるよ」と僕。

と、いうやりとりがあり、庭の水やりのために雨水タンクを設置することになった。

目次

  1. 雨水タンク設置の際に考慮したこと
  2. 製作
  3. まとめ

雨水タンク設置の際に考慮したこと

雨水タンクとは、その名のとおり、雨水をためる貯槽のことで、設置により以下のメリットがあります。

  • 雨水の利用により水道使用量を減らせる
  • 災害時の雑水として使用できる
  • 川への水の流れ込みのタイミングをずらし、治水に貢献できる
  • 近くに水道水等がない場所で、水やり等に利用できる

また、自治体によっては補助金が出るところもあるので、雨水タンクを設置の際は、自分の自治体の補助金制度を調べてみてください。

市販されている雨水タンクは多数あり、耐久性や設置の容易さを考えれば、市販品を使うのがいいと思うが、うちの自治体には補助金制度がないため、できるだけ安くなるようDIYすることにした。

市販品

50Lで1万円以上、200Lでちょっとおしゃれなものにするとかなり高額になってしまう。

実際に自作する際には以下について考慮する必要がある。

タンク容量をどうするか

一応、計算してみました。真夏の庭の水やりに一日20L程として、1週間はもたせたい。ということで140L以上のタンクが必要。

見栄え・コスト・設置場所はどうするか

140L以上貯めるタンクにできるものをホームセンターで確認すると、おしゃれな屋外用ダストボックスがあったが、1万円以上する。
屋外に設置するので、製品として屋外使用を想定しているものを選びたい。それに設置場所は狭い。
どうしょうか悩んでいたところ、ワイドストッカー(石油ポリタンク入れ)が特売になっており、これを2段で使用することができればと考えた。
まあ、なんとかなりそうなので、これに決めたが、見栄えが良くない。仕方ないので、カバーを作成することにした。

ボウフラ対策や清掃はどうするか

選んだワイドストッカーの蓋の部分には隙間があるが、蚊が入るほどではない。しかしタンクの入口・出口に取付けるホースから侵入されたら、タンク内はボウフラの楽園となってしまう。(卵が入る場合もある)また入口からゴミが入り、定期的なタンクの清掃が必要との情報をネットで見つけた。タンク清掃は面倒そうなので、入口手前にフィルターをつけように考えた。またタンク出口(オーバーフローライン)からの蚊の侵入対策にはホースに網を設置し、対応することとした。

製作

雨樋に取付る雨水取水器(集水器)を購入した。

雨水集水器

僕が購入したものです。

色んなタイプがある。ホース付きとか。

製作した雨水タンクの雨水の流れは以下になる。

雨水取水器で雨水を取水し、自作したフィルターを通し、雨水タンクの上段へ、上段タンクに雨水がいっぱいになったら、オーバーフローし下段タンクに溜まる。下段タンクもいっぱいになったら、オーバーフローで雨樋に戻る。(140Lは貯水できていると思う。)

完成写真(数か月使用した後の写真)

自作フィルターを取付けた雨水タンク
目隠しカバーを設置した雨水タンク

自作フィルター(濾過器)
2Lのペットボトルを使用し、1つ目で大きなゴミを除去し、2つ目で小さなゴミを除去するようにした。(フィルター部分は洗い物用スポンジを使用)
その後、大きなゴミが入らないこともあり、改良したものを製作・設置しました。その作り方は以下より

タンク
タンクにホールソーで20Φの穴をあけ、蛇口とホースも20Φのものを用意し取付した。繋ぎ目はシールテープとシリコンシーラントで対応。

雨水タンクカバー
カバーは、廃材としてスノコがあったので、これを分解して作成した。

ホース
フィルター入口のホースは、ペットボトルの口に大きさにあうものを準備。その他のホースは藻が付きにくいものにした。

まとめ

雨水タンクを製作したが、正直なところ、コスト的には割が合わない。(総額は1万円以内に収まってるが)
わが庭の水やりでは、どんなに使っても(1m3程度)、年間の水道料金の節約代は500円にも満たないと思われるので、20年かかる。
また、2年を経過してタンク自身が雨水の重さで膨らんできている。(まあ、破れることはないと思うが・・)

1年半使用したところで、自作フィルターを取り換えた。(葉っぱとかの大きなゴミがあってビックリした)タンク内部にほとんどゴミはなし。自作フィルターを取替れば、タンクの清掃は必要なくなる

おすすめ 中(もっと使えば)

機能的に納得できるものが作れたし、楽しくDIYできました。

参考にしてもらって構いませんが、作る場合は自己責任で。

市販品の雨水タンクには、おしゃれなものもあります。参考にどうぞ

アンティークでおしゃれなもの

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