2019年5月
久しぶりに雨水タンクの水で庭に水やりをした。
その際、約1年前に作った簡易フィルターやホースがかなり汚れていることに気づき、今回、フィルター取替とタンク内部の確認(フィルター効果確認)をすることにしました。
雨水タンクを設置して、約2年半、フィルターは約1年経過しており、今回の確認を踏まえ、新たなフィルターを製作したので、その作り方等について記載していきます。
雨水タンクを設置した記事はこちらから
目次
- フィルター汚れ状況と効果
- 自作フィルターの作り方
- まとめ
フィルター汚れ状況と効果
自作したフィルターは、細かい泥で、かなり汚れていたが、大きめのゴミや落ち葉等はなし。
(雨樋が下がり、雨水取水器の出口が狭くなっており、このおかげで、大きいゴミが入らなかったと思われる。)
最近の集水器はフィルター付きのものもあります。
上記ボタンをクリックすると各サイトの検索結果を確認できます。
また、フィルターのスポンジの部分とペットボトルの間にわずかな隙間ができており、泥がタンク内部に持ち込まれていた。(それでも10年以上は清掃が必要ないレベルと思います。)
タンク自体は少し膨れていたが、亀裂やひび割れ等はなく、今後もかなり使えそうである。
フィルターの効果としては、十分であるが、構造上、隙間ができやすいので、別のタイプを考えてみました。
自作フィルターの作り方
作成したフィルターはこれです。
いくつかの試作品から最終的に採用したフィルターは、
名付けて
DSF。(ダブル・ストッキング・フィルター)
その名のとおり、
ストッキング(粗目と細目)を2重した、高性能フィルターである。
(だと思う。きっと)
作り方は以下のとおり
1.準備するもの
- ペットボトル(1ℓ以下、トマトジュース用を使用)1本
- ペットボトル(2ℓ、ダカラを使用)1本
- ストッキング(穴の開いていない)40~50㎝ (粗目、細目)
- 結束バンド、はさみ、コーキング材(シーラント)
- ホース(ペットボトルの口にあうもの(内径25mm))
2.作り方
(1)小さいほうのペットボトルの側面の凹んでいる部分をハサミで取り除く。(バリがでないように)
(2)ストッキング(粗目)のつま先部分からペットボトル内に入れ、ペットボトルの口に結束バンドで固定する。
(3)ホースを取り付ける(結束バンドで固定)
(4)ペットボトルを覆うようにストッキング(細目)をかぶせる
タンク内に置けるのであれば、これを置けばいいと思う。
我が家の雨水タンクは、蓋を開けるために木製カバーを取外しする必要があるため、蓋を開けなくてもいいようにタンク上部に置けるようにしている。
(5)2ℓのペットボトルの首の部分をはさみで切り、側面に穴(20㎜)を開け、ホース(外径20㎜)を取り付ける。(シーラントでコーキング実施)
(6)2ℓのペットボトル内に小さいペットボトルを入れる。
あとは、接続して完成となります。取付した状態
その他に試作したもの
タンク内に設置するタイプで、ストッキングで取り切れない細かい泥をスポンジで取ろうと考えたもの(3重フィルターが可能)
まとめ
取替前のフィルターは、前回ほどのゴミや汚れはなかったが、
雨水タンクには落ち葉等が入ってくるので、なんらかのフィルターが必要だと思います。(フィルターがないと、詰まりの原因となるし、タンク自体の清掃は面倒である)
僕が作ったフィルターは、見た目がいまいち、なので、できるならタンクに入れるタイプにした方が、いいと思う。
ペットボトルでつくるので、汚れたら捨てればいいし、まとめて、いくつか作っておいて、点検もかねて、数年毎に取替するくらいでと、考えています。
ちなみに設置した夕方に豪雨があり、1,2時間でタンクは満水。状況は写真のとおりで、十分フィルターとして役に立っております。
雨水タンクの清掃が必要なくなるので、おすすめです。
(フィルターを設置することで、取り切れない泥がいくらかは溜まりますが量は少ないので、清掃は必要なくなります。綺麗な水が必要なら別の対策が必要となりますが・・・)
これらの記事も参考に